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防音室の材料や吸音/遮音について

防音室を作るとき、欠かせないのが防音材料です。

私が今回作ったものは、3日間という限られた時間であり合わせの材料で作ったので、十分性能が発揮できていません。

本来の防音の考え方など、私なりに解釈していることを書いてみました。参考にしてみてください。

柱、外壁につかった材料メインの柱や壁に使った材料は、「SPF」といいます。

防音スタジオ作りなので骨組みなんかはなんでもいいのですが、さすがに部屋の中に部屋をつくるという目的ですので、鉄骨やアルミというわけにはいきません。

日曜大工で一番安くて扱いやすい材料であり、なおかつ手に入れやすくて、多少なりとも防音(吸音)に効果がありそうだったので、この材料を選びました。

S=スプルース(エゾ松)、P=パイン(松)、F=ファー(モミの木)を総称した輸入建築材で、どの樹種であるかはそのときの流通によって異なるため特に樹種の表示はせず、「SPF材」という商品として取り扱われます。これらの事情から樹種を明確に表示してあるものより非常に安価です。

強度もそこそこあり、木肌も綺麗なので大物の日曜大工品なんかにはもってこいの材料です。最近は一般的に防虫防腐処理の塗料を塗ってウッドデッキ等に使われていたりして、加工しやすく価格が安いのが魅力です。

防音室材料に発生したカビ

自作防音室の作り方

材料自体がやわらかいので、素人でも簡単に加工できるし、どこにでも売っているのでかなり普及しています。

DIYショップで材料購入する場合、注意しなければならないのが、材料のソリです。

ギターやベースなど、木を材料にした楽器を持っておられる方はおそらくご存知と思いますが、 木材は原木から切り倒してからも、加工方法などによって同じ木材同士でも同じものは絶対にありません。生き物なのです。

店員さんにお任せするのではなく、必ず自分で材料を選ぶことをお薦めします。なにをみるのかというと、ソリや、ひび割れ、節目の少ないものを選ぶようにしてください。

また大量に仕入れる量販店では、売れ残りのなかにかびが発生してる場合があります。写真は木材に発生したかびです。
体にいいものではないので、できれば注意してみてください。

断熱材、防音材今回はたまたま貰いものの断熱材を使いましたが、他にもグラスウール や、遮音シート 等いろいろあります。

エンデバーハウス 断熱材 パーフェクトバリア スタンダード13K耳付 100mm×395mm×10.9m RCM-04010130YA 3個入 厚さ100mm

これに関しては、実際のところ、いろんなページを拝見しましたが防音遮音はかなり奥が深いようで、意見としては各ページさまざまです。

これはぜったいにお薦めというものはなく、上記に書いた材料をすべて使ってもうまくいかないと書いてあったページもありました。
ひとつ分かったのは目的がなにであるかということです。

外からの音を遮断したいのか、なかの音を、外に出したくないのか、録音するための部屋を作りたいのか、ヴォーカルブースにするのかなどによって、全く防音室の概念が変わってきます。

例えば、ボーカルブース目的だとすると、雑音のはいらない反響のないデッドな空間でヴォーカル生録音し、エフェクト処理を使ってホールのような臨場感を出したい!とすると、私が今回作成した物は役に立たないと思います。

なぜなら箱状になったベニアでボーカルが反響しあい、こもった音になるからです。

実際私も使い始めてから気が付いたのですが、こういう場合は内壁に布団などのほうが効果があると思います。
皆さんがもし自分で作る場合はこの辺を踏まえて材料を選定するとうまく行くような気がします。
改善できればまた更新時にお知らせしようと思ってます。

ネジを使うかくぎを使うか

木材同士を結合するためのものなのでなんでもよろしいかと思いますが、ネジのほうが圧倒的に強い!私はネジがおすすめです。

くぎより若干コストアップになりますが、強度が増す上に、解体が簡単です。

もし、マンション等に作るんだ!という方でも、引越し時にすぐに解体できますし、また同じように組み立てられます。

組み付け途中で多少材料が割れたりすることがあると思いますが端のほうだけと思います。
どうしても割れてしまうという方はDIYショップの店員さんにきいてワンサイズ下のネジを使ってみてください。

インルームタイプの防音室を購入する

自分で作る時間がない、そんな暇があったら練習するよ(笑)という方はここから読んでください。

AMCVC15ヤマハ アビテックス

1.5畳タイプ全ての管楽器、弦楽器に使用できるシリーズ最大容積を誇る1.5畳高壁タイプです。

キーボードを置いたり、バンド仲間との合奏、先生とのレッスンも可能な広いスペースでゆったりと練習できます。

音量が大きい楽器にも安心な高遮音タイプです。

音場パネルを追加し、響きをさらにデッドにすることもできます。

0.5畳タイプサックス、クラリネットなどの管楽器の立奏やヴォーカルの練習に最適なサイズや、他に高遮音タイプ(Dr-35)もあります。

リフォームなしでスピード設置、楽器の種類に応じて12タイプのバリエーションから選べます。

管楽器や弦楽器を周囲に気兼ねなく思う存分練習したい方に。

お部屋の小さなスペースを利用して簡単に設置ができる簡易防音室。

ヤマハさんの宣伝ではないのですが、ずいぶん昔からヤマハというメーカーさんは、トータルに音楽人のサポートを考えていると思います。

本当に音楽が好きで、毎日のように練習をしている人でなければ気がつかないような細かい配慮の行き届いた製品をたくさん製造されています。

たとえば、上記の防音室なのですが知る人ぞ知る、アビテックス、ウッディミニなど室内で大きな音を出す必要がある生の楽器の練習での利用や近所迷惑などを考えた屋内配置型の防音室です。

私は、ちょうどこのアビテックスを参考に、自分で図面を書きました。

大きさがちょうど同じぐらいなので、よく分かるのですが1.5畳タイプはなにも置いてない状態だと大人二人らくらく入れます。
中でギターとヴォーカルを同時に練習ぐらいなら、問題ないと思います。

最近ではかなりの人気のようで、簡単組み立てが好評の規格型タイプ防音室のうち、ルームタイプとボックスタイプのシリーズ(旧称「アビテックスミニ」)のフルモデルチェンジを行い、新シリーズ アビテックス「セフィーネ」として48タイプ発売しています。

導入をお考えのかたは是非お試しを!

自作防音室(スタジオ)を作るために必要な道具について

防音室の骨組みを作る

防音室の外壁を作る

防音室の防音ドアの作り方

防音室の内壁工事と断熱材料

防音室の照明

防音工事の仕上げ、完成

2019年10月2日 更新

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