ピアノ初心者独学教本と練習方法
ここでは、ピアノが弾けなくて、ピアノを独学で練習したい方のために、練習方法を紹介しています。
ちょっとその前に、私が何故このページを書いたのか少しだけお話を聞いてください。
ちょっと感動のお話です。きっとあなたも勇気が湧いてくることと思います。
実は、私も少し前まではピアノがまったく弾けませんでした。
しかし、バンド仲間の親友が結婚することになり、なにか彼に驚かすようなことができないか考えました。
そして、まったく引けなかったピアノを、結婚式当日までの3ヶ月前だけで練習し、
ビリー・ジョエルの曲を、ピアノで両手で弾きながら歌って、彼を驚かせる!
ということを他の結婚式参加者に公言しました。
公言してしまったからにはやらざるを得ません。自分を追い込んだことを後悔する間もなく、私は彼が驚く様子を想像しながら、必死で練習しました。
ここから本当にピアノが弾けるようになった物語の始まりです。
しかしピアノ練習といっても、私が選んだ曲はビリージョエルの曲だったのですが、楽譜がありませんでした。
あまりにもマイナーな曲を選曲してしまい、市販のピアノ楽譜が販売されていなかったのです。
でも私はどうしてもその曲が気に入っていて、結婚式にぴったりな雰囲気の曲だったので、しかたなく耳コピ(曲から耳を頼りにピアノ音のみを拾い出して練習すること)で練習することにしました。
最初はまずコードを覚えました。両手で引く場合は、だいたいベースとなるコードを左手でおさえながら、右手で旋律やリードフレーズを弾くことが多いのです。
左手でコードが押さえられるようになると、やはり耳コピで音を少しずつ拾っていく地道な作業を繰り返しました。
結婚式まであと10日ぐらいになったところで、一緒に出席する友人に大丈夫かどうか本番のリハーサルをかねて、スタジオに集まってもらいました。
たった3ヶ月の素人ピアノ練習で上達、人は感動します
そして披露すべく、いざピアノに手を持っていくと、指が震え始めました。あまりの緊張で指の震えがとまらなくなってしまい全く弾く事ができなかったのです。
集まったみんなは、苦笑いしながら、落ち着いて・・大丈夫といいながらも、内心はやっぱりたった3ヶ月では無理なのか・・・と、私も集まったみんなも、あきらめモードでした。
それからこのままではだめだ!と思い直し、とにかく練習だけは一生懸命がんばり、いよいよ当日になってしまいました。
あれからも猛練習してなんとかピアノを弾きながら歌えるぐらいにはなったと思いながらも、リハーサルのあの指の震えのことを思い出すと、朝から全く落ち着きません。
そして結婚式も始まり、披露宴が終盤に差し掛かったとき、私の出番がついにやってきました。
「私は、全くピアノが弾けませんでしたが、この日のために3ヶ月一生懸命練習しました。聴いてください!」
自己紹介すると、周りはシーンと静まり返り、私はゆぴを鍵盤の上にそっと乗せました。
「ポロ~ン・・・」
いきなり間違ってへんな音色を出してしまい、「もとい!!!」と叫ぶと場内は大爆笑。
この爆笑で私は心の落ち着きを取り戻し、見事に歌いながら弾く事ができたのです!
曲が終わると、場内は拍手喝采。無事終えた私が親友の顔をみると彼は涙ぐんでいました。
目的を達成した私は、内心ほっとしながら自分の席に帰ろうとしたとき、親友の父親に呼び止められました。
「potman君、ありがとう。友達って本当にいいもんだなあ。感動したよ。」
私はこの言葉を聴いてジーンときました。人を感動させるのはこういうことなんだ。
練習は大変だけど、苦労した分の努力は必ず報われるんだなあ、と思いました。本当にチャレンジしてよかったと思いうれしさがこみ上げてきました。
というわけで、全くの素人がたったの3ヶ月で人を感動させるような演奏がちゃんとできるということを実証しました。
このことがきっかけで、ピアノを独学で勉強したいと考えている人に、ピアノを習う時間やお金がなくても、やる気さえあれば必ずできるんだということを紹介したくてこのページをつくったというわけです。
ピアノを購入してしまおう
ピアノを弾きたいけど、そのピアノがないんだよな・・・。なんだかんだ言って結局、もっともらしい理由をつけてあきらめようとしていませんか?
だったら思い切ってピアノを買ってしまいましょう。でなければいつまでたっても夢はかないません。
そんな高級な本格的なピアノでなくて良いんです。中古の電子ピアノで、最初は十分。
ヤフオクでたくさん大量のピアノが出回っていますよ!ぜひ手に入れてください。形から入っても良いではないですか。それがきっかけになるのであれば(笑)
ピアノ独学練習用教材(教本)
私のようにすべての人が耳で音を拾えるかというと、私はもともとギターで耳コピをしていて慣れていたのですべての人が簡単にできるとは限りません。
実際は楽譜をみてすらすら弾けるようにならないと意味がありませんよね。楽譜を理解するのも難しいと思い込んで独学で練習するのに限界を感じたりしやすいです。
そして、ピアノを独学で習得しようと思っても、やはり基本の手の位置や弾き方はしっかりやっておかないと、へんな癖がついたりして、不安という方も多いと思います。
しかし、最近ではわざわざピアノ教室なんかに通わなくても、自宅でもきちんとピアノの楽譜の読み方や練習方法を教えてくれるDVD教材があります。
著者の海野先生は現在福山シンフォニーオーケストラに所属するピアニストで、ピアノ講師もされていて、ピアノのレッスンをしている中で、教室に通う時間のロスや、1週間でここまで、と課題を出しても社会人だから時間的に練習が難しいことなどを耳にしたそうです。
あなたも今すぐ始めて、私と同じ感動を味わってみませんか?
人を感動させるって本当に素晴らしいことです。
想像してみてください。あなたの大切な人のために、こっそり練習して、お互いの大切な日に全く相手が想像してもいなかったピアノの演奏をプレゼントするなんて。
なんてロマンチックで、感動的なんでしょう!
きっと演奏を聴いたあなたの愛すべき人たちは、あなたの素晴らしさに歓喜すると思います。
ぜひ私と同じ感動を味わってみてください。きっと一生の宝物になりますよ!
2018年7月2日