市民が誇りをもてるCD
皆さんこんにちは。管理人のpotmanです。
以前自作録音スタジオSPの記事制作でもお世話になった、我孫子市在住のdandelion field主催、作曲家の丹保 剛さんから、この度当サイトへありがたいメッセージと、またご好意により貴重なCDを送って下さったのでご紹介させていただきます。
丹保 剛さんは2003年8月に公演された、あびこ市民ミュージカル「北へ帰るのを忘れた白鳥」の作曲、音楽監督を務められ、その後出演者や観客から同ミュージカルのCD化の声が多数上がり、市教委がCD化を計画、2004年から録音を開始し今年2月に完成されました。
(2005年2月23日発刊、読売新聞、2月26日発刊、千葉日報に掲載)
CD内に収録されている楽曲はすべてオリジナルのもので、作曲はすべて丹保 剛さんが担当されており、歌っている歌手もすべて市民からオーディションで選出、収録スタジオも地元の公共機関である生涯学習センター「アビスタ」 などを使用したという、完全手作りCDとなっています。
CD完成まで、いろんなご苦労があったと思いますが、実際のCDを拝聴させていただきましたところ、手作りの域を通り越していて、CDに参加されている一人ひとりの年齢や性別に関係のない、パワーみなぎる感動に満ちた作品に仕上げられています。
すべての曲において大変な力作となっていて 、流行の音楽には感じられない、ミュージカルならではの躍動感と、CD制作に携わった全ての関係者のエネルギーがCD内に駆け巡っていて、これが魂だ!といわんばかりの一人ひとりの叫びに感動を覚えました。
ご興味のあるかたは是非聴いてみてください。
※CDは「我孫子市有償刊行物」であり、一般のレコード店では販売されていません。
頒布価格\1,500
CD販売、その他お問い合わせは
我孫子市教育委員会 文化課まで
http://bunka.bird-mus.abiko.chiba.jp/
事情によって変化する著作権の考え方
また、丹保さんは、CD制作途中で当サイト内の記事の一部に参考になった部分があったそうで、大変嬉しいメッセージもいただきました。
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実は、具体的に「勝デビュ」さんで参考にさせて頂いたのは「著作権」の資料です。
もちろん、著作権に関してはそれなりの知識はありますが、今回の企画では我孫子市のイベントや学校などで自由に活用してもらいたいと言う気持ちがあり、JASRACの扱いではあまりにも画一的にシバリが掛かってしまうので何とかもっと違うやり方が無いものかと。
そこで、「勝デビュ」さんに著作権の関連情報がある事を思い出し、そこから「オープンクリエーション」などを参考にさせて頂きました。
とても素晴らしいシステムでしたが、今回の作品では作曲と作詞が別の個人でありますので、残念ながら今のOCMの規格では対応できないため断念しました。
今後OCMがもっと成熟して行けば多くの部分で賛同できるので大いに期待していますけど。
結局、著作権は作曲者、作詞者それぞれが持って、我孫子市のイベント、行事、学校にはその自由な使用を認めるという覚え書きを交わすと言う事になりました。
直接「勝デビュ」さんの情報を生かしきれた訳では無いのですが、改めて「著作権」について考え直す事ができました。
じっくり「勝デビュ」さんのページを眺めてみると、全てのコンテンツがとても判りやすく恐ろしく実用的なんです。
僕がそれこそバンド少年だった頃、こういうサイトに巡り会っていればどんなに助かったろうな。
なにより、音楽を作る事が「特定の人の特権では無い!。」と言う事、やる気とちょっとした工夫で誰にだって出来ると言う当たり前だけれど皆が忘れている事を気づかせてくれる素晴らしいサイトです。
これからも本当の意味での日本の音楽界のために頑張ってください。
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ありがたいお言葉をいただきありがとうございます。
管理団体による、画一的な管理の仕方は、アマチュアのミュージシャンたちにとっても、少しネックになっている部分があると思いますね。
権利者の意思や、意向をどう表現していくかや、本当に守って欲しい部分は個人によっても差があると思います。
勝デビュも、もっと皆さんの役にたてるようがんばります。
最後に、丹保さんのますますのご活躍をお祈りしています。
本当にありがとうございました。
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